徒然草~いい女~


AKB48第4回選抜総選挙という悪しきイベントのシーズンに入っています。

投票開始当日に、速報が発表され、うちの松原夏海ちゃんは57位からのスタートとなりました。

今回は64位までが当選ラインといことで、去年より24議席増えています。

もうちょっと上でスタートできてたらなあ、とその時点では4票しか入れてないのに言ってみる(笑)

これから本格的に投票していきますよん。

さて、前置きはこれくらいにして、今日は徒然草の第36段です。


【原文】
「久しくおとづれぬころ、いかばかり恨むらんと、
わが怠り思ひ知られて、言葉なき心地するに、
女の方より『仕丁やある、ひとり』など言ひおこせたるこそ、
ありがたく、うれしけれ。
さる心ざましたる人ぞよき」と人の申し侍りし、さもあるべき事なり。


【語釈】
◯「仕丁」読み:じちょう
①律令制で、京で夫役に服すために、諸国から徴発された者、②宮中や貴族の家などで、雑役に従事した者。
ここでは②。


【現代語訳】
「長いこと訪れなかったころに、どれくらい自分のことを恨んでいるだろうと、
自分の怠けっぷりが思い知られて、何て言ったら良いかも分からない気がしていると、
女の方から『仕丁はいるかしら?一人貸して欲しいな』などと手紙を寄こした時は、
実に珍しくて、嬉しい気持ちになるものだ。
そんな気立てを持った女が良いよなあ」と人が申しましたのは、もっともなことである。


というわけで、松原夏海ちゃんは兼好法師も認めるいい女です。

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